九大の知と社会をつなぐー九州大学地域連携推進室

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第41回 アナログとデジタルの関係に迫る!〜人の思考、コンピュータ、人工知能〜

みんなと”アナログとデジタルの関係”に迫る第41回サイエンスカフェ@ふくおかを開催しました!!

第41回ポスター

サイエンスカフェ@ふくおか、第41回目のテーマは
「アナログとデジタルの関係に迫る!」
様々なトピックに情報という観点から迫りました!

今回も渡辺通りにあるBIZCOLIさんの素敵なラウンジをお借りしました!

今回も大変多くの方々にお越しいただきました。ありがとうございました!

今回の講師は、九州大学 システム情報科学研究院の池田 大輔 准教授!
ご自身の研究内容から、現在行っているという、糖質制限の食事などについて
「情報」という視点から熱く講演していただきました!!!

(左奥) 講師の池田准教授 (左手前) 池田准教授の息子様 (右) 司会の吉岡准教授

池田 大輔博士のプロフィール
物理を志して物理学科へ。しかし、Unixにハマり、コンピュータ室に入り浸り、大学院は情報系に。授業でフーリエ変換を教えていて、小学生でも楽しめそうと思い、なんとか平均で抽象化し、アプリまで作りました。直感や興味で動き始め、専門家としてカタをつけたいと思っています。

そもそも「情報」とは?

普段よく耳にする「情報」という言葉。辞書的に言えば、「心に起きたことを知らせること」だそうです。対応する英単語の”information”も、informの名詞形であり、in(心の中で)form(形)を与える、といった意味があります。
しかし実際には「心に起きたことを知らせる」といった個人の中での出来事だけでなく、「気持ち・モヤモヤとしたイメージなどをキチンと表現したもの」が「情報」であると言えます。例えば「大量のデータから情報を取り出す」といったときは、「大量のデータ」だけでは、それに含まれる気持ちがわからないため、知識やルールのような、なんらかの「基準」を設けることで伝わるようになる、ということだそうです。

参照 : http://www.igaku-shoin.co.jp

また、人間の「認知」や「理解」、「感覚」についてのお話もありました。

上の図にあるように、人間の認知・判断には直感的に判断する速いシステムと、論理的にゆっくり考えるシステムの2種類があり、それぞれはシステム1、システム2と呼ばれています。普段の生活の中でスポーツが上達したり、物事が上達することというのは、システム2をできるだけ使わずに、システム1で対処できるようになることだそうです。例えば、野球のバッティングにおいて長嶋茂雄は選手を指導した際に、「来た球を打つんですよ」と言ったそうですが、これはまさにシステム1によってできることであり、無意識の重要性を示していると言えます。また棋士でも、強い棋士ほど「先の手を考える(システム2)」のではなくて「直感的(システム1)」に一手を打っているそうです。その道を極めた人というのは、システム1をうまく使えている人なんだそうです。
このように、「情報」とは「システム1とシステム2をつなぐもの」とも言えることができます。

〜情報を語らう〜

講演後の座談会も大変盛り上がりました。
人間の思考とAI(人工知能)の思考の違いなど、ホットな話題がたくさん出ました。

〜次回のサイエンスカフェは?〜

材料の表面に迫る!
〜次世代材料の開発に鍵をにぎる精密合成・解析法〜

九州大学先導物質化学研究所平井 智康 助教授を講師にお迎えして、高分子の表面・界面が材料機能に及ぼす影響に迫ります!!

2016年 12月9日(金) 19:00から、
BIZCOLI 交流ラウンジにてお待ちしております!

お申し込みはこちら

(伊藤)

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