九大の知と社会をつなぐー九州大学地域連携推進室

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第79回「雰囲気の謎に迫る!~姿を現さないものの環境心理学~ 」

雰囲気の謎に迫る!
第79回サイエンスカフェ@ふくおかを開催いたしました。

第79回サイエンスカフェ@ふくおかのテーマは
「雰囲気の謎に迫る!」
~姿を現さないものの環境心理学~

心理学とは社会心理学や教育心理学のように、規模は違っても人間を対象としていますが、今回取り扱う環境心理学は、人間の生きている環境を対象としています。
今回はそんな、心理学分野のチャレンジ領域である環境心理学について、詳しく教えていただきました。

今回もウイルス感染拡大防止のため、BIZCOLIさんのZoomを用いての開催となりました。

今回の講師は
九州大学 人間環境学研究院
木下 寛子 准教授です。

学生の頃に始めたフィールドワークの経験から、雰囲気をテーマにする研究に取り組み始め、「出会いと雰囲気の解釈学:小学校のフィールドから」という本もご執筆されています。
学生の頃に始めた小学校でのフィールドワークを未だに続けており、その時の体験談や、小学校フィールドワークに行かれた際のスケッチを交えながらお話をしていただきました。

スタッフ、参加者の皆様

(左列上段)九州大学先端素粒子物理研究センター 吉岡 瑞樹 准教授
(中列上段)九州大学人間環境学研究院 木下 寛子 准教授
(右列中段)九州大学工学研究院 岸村 顕広 准教授

今までの心理学と雰囲気

選択肢の中から、一つ選ぶための判断材料であり、そこで選ばれる一つについて、よりよいものにするための指標を作っていくというのがこれまでの心理学がやってきたことでした。
雰囲気を扱う際には雰囲気そのものではなく、雰囲気を構成する尺度・指標を新たに定義して、それを評価するという間接的なものでした。

環境心理学と雰囲気

環境心理学とは、人ではなく人を取り巻く環境のことを考えたとき、環境が人にどのように影響を与えるか、その中で人をどのように理解できるようになるかという心理学です。
これまでの心理学では複数の選択肢から選ぶことを前提として考えてきましたが、雰囲気は置かれた状況によって選択肢がなく、選ぶことができないことがあります。環境心理学では、雰囲気自体を理解し、表現しようと試みます。

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