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第42回「材料の表面に迫る!〜次世代材料の開発の鍵をにぎる精密合成・解析法〜」開催レポート

みんなと”材料の表面に迫る”第42回サイエンスカフェ@ふくおかを開催いたしました!

第42回ポスター

第42回のテーマは
「材料の表面に迫る!〜次世代材料の開発の鍵をにぎる精密合成・解析法〜」
材料の表面を特徴付ける高分子の性質に迫りました!

今回もBIZCOLIさんの知的な空間をお借りしました!

寒い中、大変多くの方が会場に足を運んで下さいました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

今回の講師は、九州大学先導物質化学研究所平井 智康 助教!!
いつにも増して質問が多く飛び交う、大変賑やかな回となりました!

(左) 司会の吉岡准教授 (中央) 講師の平井助教 (右) BIZCOLI館長の八尋さん

平井 智康 助教のプロフィール
幼少より寒いのが苦手だが、東京工業大学在学中にWisconsin大学Madison校に留学し、冬の厳しい寒さを体験する。下手の物好きでギターを趣味にしている。最近のこだわりはギターの音作り。学部時代より一貫して高分子合成を専門に研究している。特に無機基板上に対して螺旋構造からなる高分子を生やすことで、基板に対して優れた機能を付与することを目指している。

「高分子」とは?

「高分子」または「高分子化合物」と呼ばれるものは、一般的に分子量が10,000以上のもののことを言い、ある同じ構造のもの(モノマー)が数多く繰り返して連結していることを特徴とする分子のことだそうです。下の図がその例で、右側のモノマーが多数連なることで高分子のポリエチレンを形作っています。

ポリエチレエンの構造
参照 : pub.nikkan.co.jp

そして高分子の面白いところは、低分子とは全く異なる特徴的な性質を持つということです。あるものは熱に対して強かったり、あるものは軽くて丈夫といった性質を持つなど、高分子材料を用いることでいろいろな機能を持ったものを作り出すことができます。身近なものへの応用も多く、ペットボトルや接着剤、携帯電話など、私たちの生活に欠かすことのできないものとなっています。

参照 : meddic.jp

〜高分子を語らう〜

講演後の座談会も質問が活発に飛び交い、大変盛り上がりました。
「高分子を作る時の環境は?温度は?」
「高分子の応用で有望なものは?」
など高分子の研究についての質問が多く出ていました。

〜次回のサイエンスカフェは?〜

新しい花の作り方の謎に迫る!
〜バイオテクノロジーを利用した新しい花の創出〜

農業・食品産業技術総合研究機構佐々木 克友 主任研究員を講師にお迎えして新しい花の作り方の謎に迫ります!!

2017年1月20日(金) 19:00から
BIZCOLI 交流ラウンジにてお待ちしております!

お申し込みはこちら

(伊藤)

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