九大の知と社会をつなぐー九州大学地域連携推進室

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第58回「同期現象の謎に数学で迫る!〜メトロノームはなぜ揃う〜」開催レポート

みんなと”同期現象の謎”に数学で迫る
第58回サイエンスカフェ@ふくおかを開催いたしました!

サイエンスカフェ 第58回のテーマは
「同期現象の謎に数学で迫る!〜メトロノームはなぜ揃う?〜」
不思議な同期現象についてお話ししていただきました!

第58回ポスター

今回もBIZCOLIさんの素敵な空間をお借りしての開催となりました!

今回の講師は、
九州大学 マス・フォア・インダストリ 千葉 逸人 准教授です!

私たちの日常生活に溢れている同期現象について
数学と動画などを活用してわかりやすくお話していただきました。

(左)司会の小林良彦 特任助教 (中)講師の千葉逸人 准教授 (右)吉岡瑞樹 准教授

千葉 逸人 准教授のプロフィール
福岡県出身。京都大学工学部、同情報学研究科を経て、九州大学数学科に着任。工学系出身であることを活かした純粋数学の研究をされています。数学の傍らビールの研究もしています。最近はどっちが専門か分からなくなってきたそうです。

17世紀はじめに、同じ壁に掛かった2つの振り子時計が同期するという奇妙な現象が、振り子時計を発明したクリスチャン・ホイヘンスによって初めて観察された。そのような現象を総称して同期現象と言い、今日でも多くの研究者たちが研究しています。

たくさんのホタルが同時に発光したり、時計の振り子を見ている猫が尻尾の動きを振り子の動きに合わせたりするなど、たくさんの動画を解説していただきながら、同期現象というものを理解していきました。同期するためには情報を伝達が必要で、それができない場合には同期しません。また、同期現象と車が渋滞する原理が類似していることも学びました。

〜同期現象について語らう〜

第2部の座談会でも質問が活発に飛び交い、大変盛り上がりました。
「数学者の問題の解き方?」
「数学における良い問題とは?」
など様々な質問が終了時間いっぱいまで出ていました。

〜次回のサイエンスカフェは?〜

「水素細菌の謎に迫る!」
〜水素酵素の探索と燃料電池への応用〜

九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の尹 基石(ユン キソク)准教授を講師にお迎えして水素細菌の謎に迫ります!

2018年9月21日(金) 19:00から
BIZCOLI 交流ラウンジにてお待ちしております!!

お申し込みはこちら

(三浦)

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