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棚田の教え:その成立基盤と持続可能性

 7月31日に人社系協働研究・教育コモンズの第10回シンポジウム「棚田の教え:その成立基盤と持続可能性」を開催いたします。皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。

 日本各地をはじめ稲作を行う山間部の土地に広がる棚田と、それを取り巻く環境が、本シンポジウムの話題の中心になります。

 今回お招きする菊地氏は、1998年の人間環境学研究科設立以来,文理融合型の同組織において学際的な教育と研究を担い,今年3月に退職を迎えられました。伝統的な民家・集落から現代の集合住宅まで幅広く居住のあり方について研究され,近年は,それまで研究対象としてきた歴史文化的なストックをどう未来につなげるか、という課題に取り組んでおられます。

 その対象のひとつである「棚田」は、ここ20年ほどの間に景観の美しさで再評価されるようになりました。一方で,学術的にも歴史から環境問題まで多分野にまたがるテーマ性を秘めた興味深い対象でもあります。そんな棚田について,成立の謎や特異な形態をとる理由,一方で絶滅の危機にある棚田の現状となぜ棚田は保護される必要があるのか,さらに今後の持続可能性について,研究と実践を踏まえたお話をうかがいます。

日 時2021年 7月31日(土) 15:00~18:00
講 演菊地成朋(九州大学人間環境学研究院名誉教授(都市・建築学部門)) 
ディスカッサント:
朝廣和夫(九州大学芸術工学研究院 准教授)
小島立(九州大学大学院法学研究院 教授)
司 会三島美佐子(九州大学総合研究博物館 教授)
木下寛子(九州大学人間環境学研究院 准教授)
ウェブサイトhttp://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_10.html
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