九大の知と社会をつなぐー九州大学地域連携推進室

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【11/11開催】人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史#5」

 11月11日に人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史」を開催いたします。皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。

 どんな分野でもそうですが、「人文社会系」、もっと大きく「文系」としてくくられる学問の中にも、多様な方法と目標・関心を持つさまざまな研究領域が広がっています。しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。

 本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがいながら、いま一度それぞれの領域の「出来いできはじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。

 第五回目は人間環境学研究院から、前原志保先生をお呼びして、台湾のお話をお伺いしていきます。

 本企画は、Kyushu University Asia Week 2022の一環として開催します

地域研究のススメ:台湾という「場」のおもしろさ

 子供の頃、政治家の自伝を読むのが大好きで日本の大学の政治学部に進学しようと思っていた研究者が、ご縁がありカナダの大学に進学したことで中国、台湾地域研究に出会い、その後イギリス、台湾の大学院という場所を経て台湾の政治(政治家)、ナショナル・アイデンティティ、ジェンダー研究にたどり着いたという経過と台湾という「場」を研究する面白さ、そして2017年からスタートし現在六年目をむかえた九州大学台湾スタディーズのこれまでの取り組みについてお話しできればと思います。

日 時2022年11月11日(金) 16:40~18:10
講 演前原志保(人間環境学研究院特任助教 教育学部門)
聞き手
司 会
中島琢磨(九州大学法学研究院准教授)
蛭沼芽衣(九州大学人文科学研究院助教)
ウェブサイトhttp://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_16.html
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