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【9/22(金)開催】ブックラウンチ『都市で故郷を編む』を囲んで―沖縄・シマの近現代と社会心理学的フィールドワーク
2023.08.22イベント人社系協働研究コモンズ
九州大学人社系協働研究・教育コモンズ企画、
九州大学法文学部創立100周年記念事業プレ企画の一環としたブックラウンチを開催します！
9月22日(金)にブックラウンチ「『都市で故郷を編む』を囲んで―沖縄・備瀬シマの近現代と社会心理学的フィールドワーク」を開催いたします。
本企画は、人社系協働研究・教育コモンズ企画をプラットフォームとして、人間環境学府他分野連携プログラム・九州法政学会の主催で行われるものです。
イベント詳細は以下及び人社系協働研究・教育コモンズのホームページをご確認ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
【HP】
http://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_20.html
| 日 時 | 2023年9月22日（金） 14:30～17:30 |
| 場 所 | 九州大学附属図書館 中央図書館4階 スカイきゅうとコモンズ オンライン（Zoom）同時開催 |
| タイトル | ブックラウンチ 『都市で故郷を編む』を囲んで ―沖縄・シマの近現代と社会心理学的フィールドワーク |
| 概 要 | ここ数年、沖縄の本部半島先端にある備瀬というシマ（ムラ）をめぐって、三十余年のフィールドワークの成果が立て続けに刊行 された（『都市で故郷を編む―沖縄・シマからの移動と回帰』,2023年,東京大学出版会 ; 『根の場所をまもる―沖縄・備瀬ムラの 神人たちと伝統行事の継承』,2020年,新曜社）。この対をなす著作で著者は、備瀬を基点として1920年代から現在までの約100年を 駆け抜ける。日本各地の紡績工場へ働きに出たシマの女性たちの体験をなぞり、労働と稼ぎの場を求めて国の外へと渡った人たち の跡を追う。大阪では、メッキ工場の経験を共にしてきた同郷人たちを訪ねて「独立自営」の模索を知り、那覇では支え合い・競 い合いつつ生活を共にした女性たちの衣料品市場を歩く。さらに、都市で老年期を迎えた同郷人が語り合い、故郷での子どもの頃 の暮らしに思いをはせる場に身を置く。そして、大きく変容する故郷・備瀬において手入れされ続ける共用地（コモンズ）、神々 とつながる根の場所での伝統行事の継承の場面に立ち会う。こうして著者は、実際にはもう見ることのできなくなった風景やかつ ての出来事を見ようとして、ご縁のできた一人ひとりを訪ね歩き、その人生に寄り添い、語りに耳を傾け続けてきた。この度、 編まれたふたつの織物は、近現代の過程そのものをを辿り、社会によって移動と稼ぎの可能性に方向付けられた人びとが、共同体 を何度も編みなおしながら生きる様を描き出す。それは、社会心理学における「フィールドワークの知」の大きな稔りになった。 本企画では、著者である石川宏典氏と共にこれら２冊の本を囲む場を設けたい。そしてその場での語り合いを通じ、近現代という 歴史的限界のもとで生きている私たちの場所を確かめる試みをしてみたい。 |
| 寄り合う人 | 石井 宏典（茨城大学人文社会科学部、社会心理学） 中島 琢磨（九州大学大学院法学研究院、日本政治外交史） 南 博文（筑紫女学園大学、環境心理学） |
| 同 行 | 後藤 健介（東京大学出版会） 木下 寛子（九州大学人社系協働研究・教育コモンズ） |
| 対 象 | 一般・学生 |
| 定 員 | 50名（対面） |
| 参加費 | 無料 |
| 申込方法 | 下記URLへアクセスのうえ、事前参加申込をお願いします。 http://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_20.html |
| 申込期間 | 2023年9月20日（水）まで |
| お問い合わせ | 九州大学人社系協働研究・教育コモンズ E-mail： enquiry-commons★cmns.kyushu-u.ac.jp （★を＠に変更してください） |