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Qst Lounge#1「数学研究の舞台裏~定理が生まれるきっかけ~」開催レポート

2024.04.30レポートK@ITO

 4月26日(金)に、「いとLab+」内にある九大伊都 蔦屋書店様のアートラウンジにて、第1回目のQst Loungeを開催しました。

Qst Lounge(キューストラウンジ)とは?

 
 九州大学社会連携推進室 科学コミュニケーション推進グループ(Q-STRING) が主催する
「一般の方と研究者の語らいの場」で、どなたでもお気軽にご参加いただけるイベントです。

 Q-STRINGは、九州大学の科学コミュニケーションの活性化を目的に2020年4 月に設置された
グループで、若手教員を中心とした部局横断的なメンバーで構成されています。
本学が掲げる「Kyushu University VISION 2030」の柱の一つである「社会共創」のビジョンの
もと、サイエンスカフェをはじめとした様々な活動に取り組み、科学コミュニケーションの実践
と場づくりを支援しています。

まずはじめに、先生の自己紹介から始まり、導入として身近なもので数学を感じられる
驚きのデモンストレーションを会場の参加者と共有しながら楽しくスタートしました!

自己紹介の時点で参加者から多くの質問を受けた松坂先生。
詳しく丁寧にお答えしておりました。
手のひらに九九の答えがある!?
会場全員が手のひらとにらめっこしながら真相に迫ります!

 次に、数学の研究者って何をする人?という素朴な疑問について、いくつかのたとえ話を交えて、わかりやすく解説していただきました。

司会の木下先生(左)、講師の松坂先生(右)
掃除機をたとえに面白く解説していただきました。

その後、世界の数学のリアルな現場についてお話しいただき、視野が広がったところで
改めて、数学の研究者って何をする人?の、ほんとの話について語っていただきました。

スライドの写真には会場一面に広がる黒板に圧倒!!
数学者の熱い議論を彷彿とさせます。
ピタゴラスやフェルマーの最終定理についての質問応答タイム

 最後に松坂先生の数学の現場を教えていただき、定理が生まれるきっかけをご自身の経験をもとにお話しいただきました。
松坂先生の数々のお話を聞いて、新しいことを発見する研究の醍醐味に触れることができました。
短時間ではありましたが、数学への魅力が高まる貴重な時間をありがとうございました。

定理が生まれるきっかけについて、
経験したことを交えながらお話ししていただきました。
時間が許す限り参加者から質問に最後まで答えておりました。

当日は飛び込みの参加も含めて、定員以上の方々にご参加いただき、
大変盛況なスタートダッシュを切ることができました!誠にありがとうございます。
今後も、参加いただいた方のアンケートなどをもとにQst Loungeを市民の方々に身近に感じられる空間にしていきたいと思います。
引き続き、応援いただけると幸いです。


最後に次回のQst Loungeは8月9日(金)17:30~を予定しております。
詳細情報は、開催の約1か月前に社会連携推進室HPにてお知らせいたします。
みなさまのご参加をお待ちしております!

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