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Qst Lounge#2「カーボンニュートラルと科学技術」開催レポート

2024.08.20レポートK@ITO

 8月9日(金)に、「いとLab+」内にある九大伊都 蔦屋書店様のアートラウンジにて、第2回目となるQst Loungeを開催しました。

Qst Lounge(キューストラウンジ)とは?

九州大学社会連携推進室 科学コミュニケーション推進グループ(Q-STRING) が主催する「一般の方と研究者の語らいの場」です。どなたでもお気軽にご参加いただけます!

Q-STRINGは、九州大学の科学コミュニケーションの活性化を目的に2020年4 月に設置されたグループで、若手教員を中心とした部局横断的なメンバーで構成されています。
本学が掲げる「Kyushu University VISION 2030」の柱の一つである「社会共創」のビジョンのもと、サイエンスカフェをはじめとした様々な活動に取り組み、科学コミュニケーションの実践と場づくりを支援しています。

この様なスタイルのご登壇は初めてとのことで、ドキドキされてたそうですが
とても穏やかな雰囲気
幼少期の先生の考えや思いを交えての和やかな自己紹介からのスタート

最近よく耳にする「カーボンニュートラル」という言葉、先生もビックリするくらい、毎日聞かない日はない程になっています。
カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。
人が1日活動すると0.7キロの二酸化炭素を必ず排出する。ゼロにするのは無理!プラマイゼロを目指そう!という事がカーボンニュートラルを目指す!ということ。

司会の松坂先生(左)、講師の星野先生(右)
蔦屋に来られていたお客様も先生のお話に足をとめ、飛び込みでご参加いただき
次々と参加者が増えていました!

”世の中のあらゆる問題を科学の力を使って解決すべく研究に取り組んでいる。”と先生。
ただ二酸化炭素を排出するだけの人で終わりたくない!と研究への思いもユーモアを交えつつ語られます。

質疑応答でも丁寧にお答えいただきました
先生の研究室では多くの学生が所属しており、研究の日々を送られています

実際、二酸化炭素排出量は右肩上がりに増えており、カーボンニュートラル系の研究は世界のみんなが欲している分野で、進路を考えている方にとっては宝の山の分野なのだそうです。
また、九大は水素の研究に強く、電気から水素や燃料を作り貯める方法を長年にわたり数多くの教員が研究しています。
これは、二酸化炭素排出量削減につながる研究でもあるのです!

カーボンニュートラルをまとめた図をもとに、これからの課題に触れたお話も
していただきました
開催場所である蔦屋書店さんへの心配りも完璧な先生。
今回のお話をもっと詳しく知りたい方へ向けての書籍をご紹介いただきました!

星野先生のお話を聞いて、知っているようで知らなかった「カーボンニュートラル」を知ることができ、
関連する研究や、他の分野にも興味が沸くようなお話を聞くことができました!
限られたお時間の中、わかりやすく興味惹かれるお話をしていただきました。
星野先生、貴重なお時間をありがとうございました!!

当日は蔦屋書店にいらっしゃったお客様の飛び込みの参加も含め、多くの方々にご参加いただきました!誠にありがとうございます。
今後も、参加いただいた方のアンケートなどをもとに Qst Lounge を皆さまの身近に感じられる空間にしていきたいと思います。

次回の Qst Lounge は 11 月の開催を予定しております♪
詳細情報は、開催の約1か月前に社会連携推進室HPにてお知らせいたします。
みなさまのご参加をお待ちしております!



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