お知らせ・新着情報
Qst Lounge#5「縄文研究からみた弥生のはじまり~文化の伝播・受容・拒絶~」開催レポート
4月25日(金)に「いとLab+」内にある九大伊都 蔦屋書店様のアートラウンジにて、第5回目となるQst Loungeを開催しました。

Qst Lounge(キューストラウンジ)とは?
九州大学社会連携推進室 科学コミュニケーション推進グループ(Q-STRING) が主催する「一般の方と研究者の語らいの場」です。どなたでもお気軽にご参加いただけます!
Q-STRINGは、九州大学の科学コミュニケーションの活性化を目的に2020年4 月に設置されたグループで、若手教員を中心とした部局横断的なメンバーで構成されています。
本学が掲げる「Kyushu University VISION 2030」の柱の一つである「社会共創」のビジョンのもと、サイエンスカフェをはじめとした様々な活動に取り組み、科学コミュニケーションの実践と場づくりを支援しています。

今回は、講師に本学総合研究博物館 福永 将大先生をお迎えし開催しました。
ファシリテータは松坂先生。
お二人とも穏やかな優しい雰囲気なので、癒しの空間に包み込まれながら、
Qst Lounge#5の開催となりました!

福永先生は、先史時代における文化・社会構造の研究。特に、縄文時代を対象として研究をされています。縄文時代から残された”モノ”をもとに研究し、その時代の真相を紐解いていく研究者のお一人です。箱崎キャンパス跡地にある、箱崎サテライト内、九州大学総合研究博物館で研究をなさっています。

九州大学総合研究博物館には、3000体を超える古人骨があります。昆虫標本や化石を含む地学標本は世界的にみても規模の大きなコレクションを有する博物館です!

本館の改修工事と関連して、近々博物館機能の一部を休止する予定です。それに先立ち、5月17日から6月15日までの土日に、館内の通常は公開していないエリアを特別に一般公開します。イベントにもぜひお越しください♪
本題に入ります。一般的に知られている通り、縄文時代は狩猟採集。弥生時代になると農耕社会。食料生産を基盤とした生活文化になっていきます。渡来人から伝わった稲作は、九州北部をスタートし西日本まではスムーズに広がっていきますが、東に行くほど文化の広がりが遅いという違いが見受けられるのだそう。
それは・・・文化の伝播・受容・拒絶。タイトルのとおり、西と東では人々の暮らし方や文化に異なる部分があったからこそ一方では受容され、一方では拒絶されたではないか!?というお話が展開していきます。



序盤から、参加者やファシリテータの松坂先生からの質問が続々と!講演会とは違い、気になった時に質問できるのがQst Loungeの良いところです。福永先生も質問にユーモアを交えつつお答えいただき、和やかな雰囲気だったのが印象的でした。年齢問わず、色んな方からの視点での質問も興味深いものがありました。



考古学と聞くと難しい印象を感じる方もいるかもしれませんが、身近なものを観察することと同じなんだな…と感じる場面もありました。
たとえば、研究室内に置いてあるの食器の種類で、そこにいる人たちの研究室での過ごし方が見えてくる!というもの。
コップが多い研究室は短時間でその場を後にする学生が多いけれど、お皿が多い研究室は長い時間を過ごす人が多く、ケーキなどのおやつを食べて休憩をとりながら過ごしている。ということが考えられます。
この様な考え方で、当時の人が残した”モノ”をもとに考えを巡らせていくのか・・・と、ワクワクした気持ちになりました♪
福永先生に1つ質問をすると、溢れんばかりの情報が返ってきます。先生の中には縄文時代の様々な情報が詰まっているんだなと感じました。そんな先生に直接質問をして答えていただける、このイベントって凄く貴重な時間!!と感じつつ、楽しんでいるとあっという間に時間となりました。すごく充実した1時間でした。
福永先生、大変お忙しい中ご登壇いただき、貴重なお時間をありがとうございました!!

今回も飛び込み参加を含め、多くの方々にご参加いただきました!誠にありがとうございます。
今後も参加いただいた方のアンケートなどをもとに Qst Lounge を皆さまの身近に感じられる空間にしていきたいと思います。
次回の Qst Lounge の開催は未定となっております。
開催が決まりましたら、こちらの社会連携推進室HPにてお知らせいたします。
