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第112回サイエンスカフェ@ふくおか「健康を守る“細胞バリア”のしくみの謎に迫る!!」~タイトジャンクションと細胞接着が形づくる上皮の世界~
2026.01.15レポートサイエンスカフェ@ふくおか
2025年12月19日(金)第112回となるサイエンスカフェ@ふくおかを開催しました!
今回の内容は皮膚の細胞の謎!BIZCOLIの素敵な空間をお借りし、
「健康を守る“細胞バリア”のしくみの謎に迫る!」
〜タイトジャンクションと細胞接着が形づくる上皮の世界〜
と題してお話いただきました!
タイトジャンクションとは?専門的な知識がないと知らない言葉だと思います。全く知識がなくても、サイエンスカフェ参加前と後とでは、あなたの世界がぐーんと広がります!先生のお話を聞いていると、わからない言葉も理解できるのです!
今回は皮膚の細胞に焦点をあて、九州大学教授の池ノ内先生にお話をしていただき、体を守る細胞の謎に迫りました!


■ 講師
池ノ内 順一 教授(九州大学 医学研究院・生化学分野)
滋賀県出身。
京都大学医学部を卒業後、同大学大学院で博士号(医学)を取得。
京都大学の化学研究所や工学研究科での研究・教育を経て、2013年に九州大学理学研究院で研究室を立ち上げ、2024年から医学部に拠点を移して活動しています。
専門は「上皮細胞の構造と機能」。 細胞同士がどのように手を取り合って、体の表面や内側に“バリア”をつくり、健康を守っているのか──その仕組みを、分子レベルで解き明かす研究を続けています。
趣味は音楽鑑賞で、通勤中や論文執筆、研究の合間など、その時々に聴く音楽を変えて楽しんでいます。
◆第一部
ファシリテータは九州大学基幹教育院の吉岡瑞樹先生。
今回は、皆さまソファ席ご着席いただき、ゆったりとした姿勢でお話を聞いていただきました。
参加者は大人のみの回となりましたので、より落ち着いた雰囲気のBIZCOLIです。



ありがとうございます♪
早々から専門用語的な単語が出てきますが、池ノ内先生の説明を聞いていると、意味が分かってくるので、その場で理解しながらお話についていけました。
人間の体はバリア機能があるのですが…現代は食べ物の欧米化で、炎症性腸疾患に代表される上皮細胞の破綻によって起こる病気が増加しているのだそうです。



1950〜60年代になって電子顕微鏡を使う様になり、細胞について解明されることが増えていったのだそうです。細胞同士をくっつけるための装置が細胞の中に色々あることが分かってきたのもこのころから。
細胞について、現代になっても未知なことがまだまだあるのだと感じます。とても興味深く奥深い世界ですね!細胞について、現代になっても未知なことがまだまだあるのだと感じます。とても興味深く奥深い世界ですね!


がん細胞についても興味深いお話を伺いました!
悪性腫瘍は、細胞同士の接着が失われると、転移していくので厄介。悪性たる所以だそうです。
一方、良性腫瘍は、細胞同士の接着があるので、そこにとどまっています。細胞がくっついたり離れたりすることが、転移と関連している!!参加者の皆様も興味深々なご様子で、質問も飛び交っていました。
その後も、細胞の役割や、こんなこととも関連しているの!?という興味深いお話が続きます。池ノ内先生は淡々とお話されますが、聞いてるこちらは、「えっ!」と驚くことも多々!知らない世界を知ることができる楽しさで、とても充実した時間でした。
◆第二部
先生とともに輪になるような配置に変えて、座談会形式の第二部となります。
第一部の内容で抱いた疑問、質問を直接先生に聞ける時間となります。ご参加くださった方々の実体験やご家族、ご友人のお話をもとにした体のことへの質問や、細胞の不思議に触れた質問がたくさんありました。座談会はしっかり質問、しっかり回答、そしてさらに話が広がっており、とても充実した座談会となりました。


先生の解説はとても丁寧で、前提としてこうです。という私達がわかる内容を話されてから、本題に入るような説明なので、とてもわかりやすいお話しでした。
池ノ内先生、貴重なお時間をありがとうございました!
また、ご参加くださった皆様、師走のお忙しい時期に足を運んでいただきありがとうございます☆

次回のサイエンスカフェ@ふくおかの開催は3月初旬を予定しております!
日時など決まりましたら、こちらのホームページでお知らせいたします。
