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第115回サイエンスカフェ@ふくおか「音楽家の知能の謎に迫る!」~自動作曲と自動採譜から音楽進化科学まで~
2026.08.03レポートサイエンスカフェ@ふくおか
2026年7月17日(金)第115回となるサイエンスカフェ@ふくおかを開催しました!
今回は人口知能×音楽♪最先端AIを用いた研究で音楽家の知能の謎に迫ります!
BIZCOLIの落ち着いた素敵な空間で開催いたしました。
今回は、自動作曲や自動採譜(演奏を自動で楽譜に書き起こす技術)をはじめ、人工知能(AI)を活用した最先端の研究についてお話しいただきました。


■ 講師 ■
中村 栄太 准教授
◈ 九州⼤学システム情報科学研究院・情報学部⾨
⽯川県で芸術家の家系に⽣まれました。
子どもの頃から芸術と科学に興味を持ち、⼤学院では理論物理学の研究を
⾏いました。その後、知能情報学を専⾨として音楽や絵画などの芸術に関
する研究を⾏っています。
趣味では、クラシック音楽や現代音楽を聴くのが好きです。
第1部
今回は開催前から大きな反響をいただき、当初の定員を上回るお申込みがありました。そこで、少しでも多くの方にご参加いただけるよう急遽会場レイアウトを変更し、開催しました。
ファシリテータは、九州大学基幹教育院の吉岡瑞樹先生。
参加者はまさに老若男女と幅広く、テーマへの関心の高さがうかがえる回となりました。
中村先生は、「音楽の情報学」と「文化の進化科学」を専門に研究されています。芸術や文化を支える人間の知能に関心を持ち、文化が発展していく仕組みを科学的に理解することを目指して研究を進めているそうです。
なぜ芸術なのか。中村先生は、こうした芸術を支える人間の知能に着目し、その仕組みを科学的に解明することを目指して研究されています。

申込受付を締め切る状況に


皆さまご参加ありがとうございます!
講演では、人工知能による作曲や採譜をはじめ、クラシック音楽を題材にしながら、実際に音楽を聴き比べる場面もありました。人工知能のすごさに驚いたかと思えば、「やっぱり人間ってすごい!」と感じる場面も。参加者の興味や考えが行き来するような、とても刺激的な時間となりました。



講演内容の一部をご紹介すると、自動作曲において重要なのは、「品質」と「多様性」の両立です。既存の楽曲をそのまま模倣するのではなく、ある程度の類似性を保ちながらも、新しさや多様性を備えた楽曲を生み出すことが求められます。そのためには、コンピュータに与える指示や手順である「アルゴリズム」の絶妙なバランスが重要になるそうです。
一方で、こうしたお話からは、人間が感性によって自然に捉えている音楽の奥深さについても考えさせられました。AIと人間の違いについて思いを巡らせながら、音楽を生み出す仕組みの不思議さや面白さを感じる興味深いお話でした。
第一部は、参加者からの質問にもお答えいただきながら、中村先生の研究内容について理解を深める非常に興味深い時間となりました。
第2部
第二部は、座談会形式で開催しました。参加者が多かったため、席の配置を変更し、先生を囲むように幾重もの輪をつくって進められました。
第2部にも多くの方にご参加いただき、時間いっぱいまで活発な質問が飛び交いました。
中村先生は一つひとつの質問に丁寧にお答えくださり、参加者も質問と対話を通して理解を深めていきました。
終了時間を迎え、名残惜しさの残るなかで閉会となりましたが、参加者の皆さまにとって満足度の高い時間となったようでした。

先生への質問タイム!

AIが生み出す音楽に驚き、人間ならではの感性や創造性について改めて考える機会となった今回のサイエンスカフェ。
会場を後にする参加者の皆さまの表情からも、充実した時間であったことがうかがえました。
ご参加いただいた皆さま、中村先生、本当にありがとうございました。

次回のサイエンスカフェ@ふくおかは
2026年9月25日(金)を予定しております。
開催の1か月前頃に、こちらのホ-ムページにてお知らせいたします!
どうそお楽しみに♪
