九大の知と社会をつなぐー九州大学地域連携推進室

お知らせ・新着情報

人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史#2」

 3月30日に人社系協働研究・教育コモンズのオムニバスセッション「知の形成史」を開催いたします。皆さまご参加いただきますよう、お願いいたします。

 どんな分野でもそうですが、「人文社会系」、もっと大きく「文系」としてくくられる学問の中にも、多様な方法と目標・関心を持つさまざまな研究領域が広がっています。しかし、それぞれの研究領域は、初めから現在の形で個別に独立して存在していたものではありませんでした。そこには少なからず、人々の知的好奇心に導かれながらも、時代の移ろいや、それにともなう社会の要求にも応答して分化してきた経緯があります。

 本シリーズでは、毎回人社系の先生をお呼びして、具体的な研究のお話をうかがいながら、いま一度それぞれの領域の「出来いできはじめ」を紐解きつつ、現在の学問が時代や社会に何を要求されているのか、そして何ができるのかを考えます。人社系の知の意味と意義を問いなおすことを通じて、協働研究の「コモンズ」醸成を目指します。

 第二回目は人間環境学研究院から、箕浦永子先生をお呼びして、先生のご研究や今後の展望などをお伺いしていきます。

〈地〉をめぐる社会と空間

いま私たちの足もとにある地面は、かつて別の時代の人びとが歩き営みを形成していた。当該時代の社会に応じて空間をかたちづくり、つくりかえるというこの行為は、人びとが〈地〉のうえで生きる限り続けられていく。このような都市空間における人びとのふるまいにまなざしを向け、都市史の立場から紐解いていく。

日 時2022年 3月30日(水) 13:00~14:30
講 師箕浦永子(九州大学人間環境学研究院助教(都市・建築学部門))
聞き手
司 会
井出誠之輔(九州大学人文科学研究院教授)
蛭沼芽衣(九州大学人文科学研究院助教)
ウェブサイトhttp://commons.kyushu-u.ac.jp/collaborative/events/event_12.html
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