九大の知と社会をつなぐー九州大学地域連携推進室

「みせる」九大の総合知プロジェクト ~「海」と「食」~

 2022年6月21日~7月22日にかけて、九州大学創立111周年記念Vision Expoの一環として、『「みせる」九大の総合知』と題し、サイエンスカフェを開催しました。
 今回、社会連携推進室科学コミュニケーション推進グループ(Q-STRING)が中心となり、学内で地域コミュニティと密接に結びついたアウトリーチ活動に取り組んでいる筑紫地区地域連携推進チーム、人社系協働研究・教育コモンズと協働で、「海」と「食」をテーマとした、伊都、病院、大橋、筑紫の各キャンパスをリレー形式で繋ぐ企画を立て、様々な分野の教員がそれぞれの専門分野に関して講演を行いました。
 開催形式はハイブリッドやオンラインなど様々でしたが、高校生や一般市民、またテーマに関連する事業者の方など、述べ225人もの多くの方にご参加いただきました。

【6/21 未来の魚の謎に迫る!~新しい養殖のテクノロジー】


 農学研究院の太田耕平准教授が養殖に関して現在の問題などを挙げつつ、餌、環境、種の養殖の3大要素に関する新しい技術やこれからの持続可能な養殖について講演を行いました。

【6/24 ここふるサイエンスカフェVol.2 海の気候変動・温暖化と漁業】


 応用力学研究所の千手智晴准教授が温暖化と漁業について講演を行いました。地球温暖化が海洋に与える影響や日本近海の変化についての解説の後、これからの漁業についての話をされ、会場では活発な質問が飛び交っていました。

【7/5 海の寄生虫の謎に迫る!~魚とヒトとアニサキス~】


 医学研究院の小島夫美子講師が近年増えているアニキサスについて、寄生虫の簡単な説明から体内でどのようなことを引き起こすのかなど、分かりやすく説明しました。

【7/13 食資源としての昆虫~昆虫の新たな価値創造~】


 最近話題の昆虫食について、何故これから必要になるのか、昆虫食の優れている点と問題点など経済学研究院の荒木啓充助教が講演し、昆虫食が普及していくためにはどうすればよいか議論が交わされました。

【7/22 バイオ・フードラボから考える「海」と「食」】


 芸術工学研究院の城一裕准教授がイカの生命現象を表現に用いた新しい音響映像作品「クロマトフォニー」について紹介しました。またオンサイト開催のメリットを活かし、参加者は実際にバイオ・フードラボを見学しながら、どのような研究が行われているか説明を受けました。

 このように、各回とも参加者からは説明に対する様々な質問があり、先生方からは専門的な知見を交えながらも大変分かりやすい回答やユーモアのあるコメントが返されたり、時には参加者から専門家があまり着目しないような視点での意見が出されたりと、参加者にとっても、また説明に立たれた先生方にとっても、非常に有意義な時間が共有されました。

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